このブログを更新するのも数年ぶりですが、菅総理大臣に代わってから携帯電話の料金の値下げについて、テレビのニュースでも報道されることが多くなってきたので、元携帯電話の販売員としては興味がわいてきたので、今日からこのブログを復活させました。
まずは12月22日に、ソフトバンクから新料金プランの報道発表がありました。
目次
ソフトバンクは三つのブランドで展開している
ソフトバンクは、元々3つのブランドを使い分けて展開しています。
- ソフトバンク(メリハリプランなどの大容量向け)
- ワイモバイル(10分無料通話付きと小~中容量向け)
- LINEモバイル(さらに少ない容量を求める方)
今回の報道発表では、この3つのブランドとも大きな変更がありました。
ソフトバンクはメリハリ無制限に
現在のソフトバンクのプランは、「メリハリプラン」「ミニフィットプラン」の2つが主流です。
それ以外にもいくつかプランはありますが、ガラケーからスマホに機種変更したときに選べる1GBのプランは、今回の報道発表では変更点はありませんでした。
新しく発表されたプランでは、以下の点が変わっています
名称 | メリハリプラン | メリハリ無制限 |
月額料金 | 4,480~7,480 | △4,480~6,580 |
5G利用料金 | 1,000円 | 〇0円 |
みんな家族割 | 最大4人で2,000円引き | 〇最大3人で1,500円引き |
通信料 | 50GB+一部無制限 | 〇無制限 |
テザリング | メリハリプランと同条件 | ×無制限ではなく30GBまで |
1,500円割引 | 2GB以下 | 〇3GB以下 |
月額料金の上限は値下げになりましたが、最大割引を受けている人については変化がなく、また半年間おトク割が無くなったので、その点を踏まえて評価は「△」にしました。
ソフトバンクのプランを選ぶ際には、この4,480円の条件で持てるのかが?一つのポイントになってきます。
逆にこれより割高になってしまうのであれば、別ブランドやドコモのahamoに乗り換えを検討しても良いでしょう。
今回のメリハリ無制限からは、5Gの利用料金が0円となりました。
個人的には5Gエリアが狭いのに、5Gの利用料金が1年後から1,000円も発生するのは納得がいかなかったので、ここは良い判断だと評価すべきでしょう。
みんな家族割に関しては割引額は減っていますが、代わりに3人で割引の上限に達するように変更されたため、そこを評価して「〇」にしました。
注意点としてソフトバンクのみんな家族割は、カウントされるプランが決まっています。
昔のホワイトプランや、スマ放題の2GBや5GBと言ったプランでは、みんな家族割の割引人数にカウントされないので注意してください。
50GBが上限だった通信料に関しては、完全に無制限となりました。
それまでカウントフリー対象にならなかったnetflixやzoom利用時も、メリハリ無制限プランでは制限がかからなくなったので、使い勝手が良くなったでしょう。
ただし改悪された点もあります。
タブレットなどで利用するデータシェアプランでの利用時と、テザリング利用時に通信料の上限が30GBに設定されたことです。
現行のメリハリプランでは、テザリング利用時でもyoutubeは通信料にカウントされませんでしたが、無制限メリハリではなぜか30GB規制に変更されています……。
5Gの利用料金がかからなくなったところは評価できますが、すでに最大割引を受けている人から見れば、少し不満の残る内容だったかなと思います。
ただ2GBを少しオーバーしていた人にとっては、1,500円の自動割引が3GB以下に改善されたので、気にしていた方にとっては今回の変更はプラスになるでしょう。
ワイモバイルは、10分カケホーダイをオプション扱いにしたので、実質あんまり変わっていない
元々ワイモバイルは、10分のカケホーダイが付いているのが大きなポイントでした。
大手のキャリアでは、5分無料か時間無制限のカケホーダイしか選択肢が無く、またそれを申し込むためには別途オプション料金が必要だったので、最初から10分の通話無料が付いているワイモバイルは、他社に比べて大きなアドバンテージとなっていました。
今ではUQモバイルも同じようなプランを提供していましたが、一時期UQモバイルでは5分以上のカケホーダイの選択肢が無かったので、通話をある程度利用しながらも通信料を安くしたいと考えていた人は、このワイモバイルを選んでいた人が多かったでしょう。
今回発表された新料金プランは、その10分カケホーダイをUQモバイルと同じようにオプション扱いにしたことで、料金の値下げをしたという形になっています。
プラン名称 | 毎月の料金 | おうち割 or 家族割引 | データ容量 | 上限超過後の速度 |
シンプルS | 1,980円 | 1,480円 | 3GB | 300kbps |
シンプルM | 2,980円 | 2,480円 | 10GB | 1Mbps |
シンプルL | 3,780円 | 3,280円 | 20GB | 1Mbps |
今回の新プランからは、それまで標準で付いていた10分カケホーダイを、+700円の別オプションに変更しています。
その分毎月の料金は安くなっていますが、10分カケホーダイをつけてしまうと現行のプランと同じになります。
そして今のプランでは半年間700円引きのキャンペーンがあり、+500円のオプションでデータ容量を増やせる増量オプションが申し込みできるので、それらのキャンペーンが無くなってしまうことを考えると、今回の新プランはむしろ改悪している部分も多いかなと、個人的には思いました。
ただUQモバイルに比べた場合、電話しない人にとってはUQモバイルの方が安かったので、その点ワイモバイルは非常に不利でした。
ですが今回の新プランで比較すると、ワイモバイルショップの多さやYahooの有料会員が無料で使えるスマートログインの機能や、PayPayでの自社ユーザー間の優遇施策などを考えれば、UQモバイルに対しての対抗プランとも読み取れます。
またこれまで4Gしか対応していませんでしたが、新プランからは5Gに対応するようになったので、iPhone12の5G対応端末でも、その能力を100%発揮できるようになったのは、大きな改善点となっています。
SoftBank on LINEの20GBは、ドコモのahamoに対抗したプラン
今回LINEモバイルのサービスが、一番大きく変わりました。
月額料金2,980円で20GBのデータ容量が付いて、さらに5分無料もついています。
ドコモのahamoと同じように、店頭ではなくオンラインのみでの受付となっていますが、LINEから申し込みできるのは大きなアドバンテージでしょう。
スマートフォンを使っている大多数の方は、LINEをインストールして利用しているので、LINE上で直接宣伝すれば、他社とは違い広告費用も削減できます。
また今回からMVNOではなく、MNOとして提供するので、サブブランドと同じように昼休みや人数が多いところで、通信速度が遅くなると言ったことが無くなります。
これまでLINEモバイルは小容量向けのプランでしたが、今回の報道発表ではこのLINEモバイルの位置づけを大きく変えてきました。
ドコモショップでahamoの申し込みができない以上、使い慣れているLINEのアプリからプラン変更するような感覚で申し込みできるようにすれば、ドコモのahamo検討ユーザーから、大きくユーザーを獲得できるチャンスがあります。
しかし物事はそう簡単にはいきません。
私が販売員として働いていた時から、感じていたことが一つあります。
はっきり言って日本人のスマホスキルは低すぎる
格安シムに乗り換えるためのSIMの入れ替え作業や、端末の初期設定はそんなに難しい作業ではありません。
しかし元携帯ショップの販売員の目線で言わせてもらうと、日本人のスマホに関するスキルは、正直低すぎると思います。
私が販売員時代に経験したことでも、以下のようなことが日常茶飯事にありました。
- AppleIDのパスワードがわからない。
- ついさっき変更したパスワードをもう忘れている。
- 何度も同じことを聞いてくる。
- SIMロックの仕組みが全く理解できていない
- 毎月いくら払っているのかを全く把握していない
- フィルムを自分で貼れないのでタダで貼ってほしいと要求してくる
- わからないことがあっても、googleなどで一切調べようとしない
これらの内容は、自分が携帯電話の販売員として体験した事実を紹介しています。
ここ数年、ドコモショップの混雑状況が尋常ではないと皆さん感じていたはずです。
はっきり言って、利用者のスキルが低すぎるのが原因です。
少しgoogleで調べれば解決できるような問題でも、わざわざ店頭にきて聞き来る人が大勢いたので、本当に相談が必要な人にまで迷惑をかけている状況となっていました。
最近目にしたGoToトラベルのニュース記事の中で、高齢者の方が電子クーポンの利用がわからないので、ホテルのフロントがまるでスマホ教室のようだったと言う記事を目にした時に、日本人のスマホのスキルは全然向上していないんだなと思いました。
あと私が店員時代に、長く使っているからと言う理由で、MNPを断っていた人が大勢いましたが、この場ではっきり言いましょう。
同じ会社を長く使うメリットはゼロです!!
長く使って一番安くなるのであればそれで構いませんが、残念ながら長く使っている方ほど損をしているのが、この携帯業界の仕組みです。
その事実を以下で証明します。
長く使っているから=はっきり言ってメリットはありません

この画像は商品券です。金額はざっと21万円あります。
これは携帯電話を他社に乗り換えたことによって、もらえた特典です。
さらに当時は最新のiPhoneも一括0円で購入できました。
私が携帯電話の販売員として学んだことは、同じ会社を長く使い続けるメリットは、はっきり言って何も無いということです。
長く使っているからと言ってMNPを断った人は、この商品券がもらえることも無く、またiPhoneを一括0円で購入することもできず、毎月高い料金を払い続けることになっています。
ドコモのahamoやソフトバンクの新プランに変更するときに、たとえ今まで20年以上同じ会社を使い続けた人であったとしても、特に優遇措置はありません。
規制前はMNPするだけで、数百万稼げた時代があった
いまは国の値引き規制の影響でやってる人を見かけなくなりましたが、昔は携帯電話を乗り換えすることで、お金を稼ぐ方法もありました。
iPhoneをMNP一括0円で購入し、購入したiPhoneを未使用の状態で買い取り業者に売却すると、1台当たり大体4万円前後で買い取ってもらえました。
それ以外にも高額なキャッシュバックがあったので、毎月の維持費を最低に抑えれば、1台当たり平均して3~4万円のプラスになりました。
それを家族四人でMAXの5回線持っている人であれば、1日で20台契約することができるので、ただ携帯電話を乗り換えるだけで、毎回60万円から80万円の利益を稼ぐことができました。
これを年に2回繰り返して10年続けていた人であれば、単純計算で1,000万円くらい利益を残していた計算になります。
頑固なまでに同じ会社を使い続ける人や、携帯が高い高いと言っている人もいる中で、逆にこのMNPのキャンペーンを利用していた人は、高いどころか逆に1,000万円くらい利益を出した人も世の中にはいるのです。
長く使っている人からすれば、こんな方法で稼いでいた人がいるというのは納得いかないと思う人もいるかもしれません。
しかし、その人は自分で考えそれを行動で実践した結果、携帯をMNPするだけで最終的に1,000万円以上稼ぐことができたのです。
高い高いと言っている人ほど、自分自身で何も行動していない
菅総理大臣に代わってから、急に携帯料金のことがやり玉にあがるようになりましたが、ひと昔前であれば2年毎にMNPするだけで十分安く持てましたし、最新機種のiPhoneも一括0円で購入することができました。
今はiPhone一括0円と言うのは法律の規制で難しくなりましたが、逆に毎月の費用は格安SIMにすることで、大手キャリアの料金より相当安くすることができます。
格安シム自体は、既に何年も前から導入されており、菅総理大臣が携帯料金について見直しを発言した何年も前から、既に格安SIMを利用しているユーザーはいます。
その人たちからしてみれば、料金が高い高いと言っている人は、本気で見直そうと思っているのか?と疑問に思ってしまいます。
携帯料金を安くしようと思えば、今日でも明日でもすぐに実行できます。
結局大多数の方は、不満に思っていても解決するための行動を全くしていないので、結局高い高いと不満を言っているだけで何も解決していません。
自分自身で考えて行動できる人と、そうでない人とでは、生涯払う携帯代金はおそらく数十万円~数百万円単位で変わってくるでしょう。
本気で料金を見直したいと思うのなら、この記事を見た瞬間から行動に移すべきです。
これだけ言いながら、なお行動に移せないのであれば、携帯料金の見直しについては二度と考えない方が良いでしょう。
ただ言われるがまま、携帯会社に高い料金を毎月払い続ければいいだけの話です。
今回のこの記事は、読む人によっては不快に思う人もいるかもしれませんが、あえて厳しい内容を知ってもらう目的で、公開することにしました。